こんにちは!4月も終わりに差し掛かり、日中では半袖で過ごせる気温になりましたね。桜も葉桜に変わり、月日の流れの早さにびっくりしております。
さて、今回お話しさせていただくのは、中国茶についてです。その中でも、中国緑茶、白茶についてご紹介させていただきます。中国緑茶の最高級茶は、基本年一回しか摘みません。代表する龍井(ろんじん)茶などのお茶は、「明前」に摘まれるお茶を一番茶としています。「明前」とは、二十四節気の「春分」(3月20日か21日)から「清明」(4月5日)までの間の時期を指します。そこから段々と北上し、5月上旬までには様々な地方で新芽が摘まれ、緑茶が生産されます。
中国緑茶と日本緑茶の違いですが、大きな違いとしては、最初の工程である加熱の方法です。日本緑茶の大多数が“蒸し”て加熱するのに対し、中国緑茶の殆どは、“釜で炒って”加熱する手法を用います。そのため、中国緑茶のほうがより香ばしく感じます。白茶についても、収穫時期は緑茶とあまり変わらず、中には新芽だけを用いて作った最高級の白茶が生産されています。製造方法が特殊で、萎凋(いちょう)という手法で弱発酵させ乾燥させることで、お茶として仕上げたときに、独特の香りが際立ちます。
中国料理「チャイナブルー」では、明前獅峰龍井茶(緑茶)、白牡丹茶(白茶)を取り扱っており、お料理とご一緒に、または食後のお茶としてもお楽しみいただけます。発酵度が低いこの2種類のお茶は、身体の熱を下げる効能があり、これから暑くなってくる季節にぴったりです。
気になった方、または他のお茶も試してみたい方は、ぜひチャイナブルーへ足をお運びください!皆様のご来館を、心よりお待ちしております!
中国料理「チャイナブルー」
大木 麗星
27 Apr, 2023