世界唎酒師コンクールを終えて 第4回世界世界唎酒師コンクールの準決勝、決勝が9/20に都内のホテルで行われました。 予選から約200名の参加があり、準決勝には国内から20名、アメリカ大陸、そしてアジアからは5名の総勢25名が集結し知識やサービスを競い合いました。
この日を迎えるまで、休みの日は勉強の時間を作り、何より気持ちをコントロールすることが大変でした。当日の緊張感は今でも覚えています。数々のソムリエコンクールを経験している森からも、気持ちのコントロールが難しいと聞かされておりました。コンクールは勝つか負けるかの厳しい世界ですから。
コンクールの試験内容は、日本酒、本格焼酎、泡盛についての知識を問われる筆記テストや、サービス実技のロールプレイング、そして課題に沿ったプレゼンテーションなど盛り沢山の内容でした。 準決勝まで勝ち進めた時は、何としてでも決勝まで残りたいとの気持ちが強くなり、振り返ってみるとサービス実技では一番緊張していたと思います。 プレゼンテーションも時間内に終えることができ、決勝進出を果たせました。
決勝で10名まで絞られたので、もう後はいつも通りのサービスを心掛けようと思いました。 公開決勝では、1種類のお酒のブラインドテイスティング、実技審査、1分間スピーチの3項目でした。 決勝まで残れたからという気持ちからでしょうか、不思議と決勝の壇上では緊張せず、普段通りのサービスを披露できたと思います。
全ての項目を終えて共に戦った選手達と控え室で結果を待ちました。 そして、改めて決勝に残った10名の選手達が壇上に呼ばれ、運命の結果発表となりました。 審査員特別賞、3位、2位と順に呼ばれ・・・、 (あれ?呼ばれない。ダメだったか。) と、心の中で思っていた瞬間、 優勝は、北原康行! え?ゆ、優勝? まさか。一瞬頭が真っ白になりました。 賞状やトロフィーを受け取りながら、これは現実なんだ。 やったぞ!!と心の中で叫びました笑 挑戦して本当に良かった。
もちろん、優勝することができたからだけではありません。 勝つために必死で勉強した時間、コンクールを通じて沢山の仲間と出会えたこと。 応援してくれた家族、会社の仲間。 今まで出会ってきた全ての人に感謝を申し上げたいと思います。 本当にありがとうございます。 これからがスタートです。今の自分にできることから始めて行きたいと思っております。 まずはホテル内で日本酒のセミナーを開催し、一人でも多くの方々に日本酒の素晴らしさを感じて頂きたいと思います。 日本酒もワインと同様に、とても深くそして素敵なお酒ですよ! 皆様と一緒に勉強できる事を楽しみにしております。 最後に、今回のコンクールに携わった全ての方々にこの場をお借りして御礼申し上げます。 本当にありがとうございました。 今後もコンラッド東京ソムリエチームに乞うご期待ください!
アシスタント ヘッド ソムリエ
北原 康行
28 Nov, 2014