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ティボー・リジェ・ベレール メーカーズディナー

ティボー・リジェ・ベレール メーカーズディナー

「忘れられたクリマ」と言われるニュイ・サンジョルジュ村に位置するプルミエ・クリュ「レ・サンジョルジュ」最大の所有者、ティボー・リジェ・ベレール。
グラン・クリュ昇格への道を歩み出した、今最も注目を集める若手の新星、ティボー・リジェ・ベレールのメーカーズディナーが、モダンフレンチ「コラージュ」で開催されました。

 

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当日はバックヴィンテージの「レ・サンジョルジュ2010」を含む5種類のワインが用意され、乾杯の「ポル・ロジェ」と「ムーランナヴァン・レ・ヴィーニュ・ソントニエール」はマグナムボトルで準備されました。合わせる料理は、この日のためだけに考案された、シェフ・ド・キュイジーヌ松永が手掛けるティボーのワインとの相性だけを追求した一夜限りのスペシャルメニュー。なんとも贅沢な組み合わせ。
ティボーを囲むように和やかな雰囲気でディナーは始まりました。

 

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ワイン愛好家にブルゴーニュファンは多いが、グラン・クリュ(特級畑)がないという理由だけで、見過ごされがちなコート・ド・ニュイ最南端のコミューン、「ニュイ・サンジョルジュ」。この魅惑のアペラシオンにドメーヌを構えるティボー。初リリースから数年で一躍トップドメーヌの仲間入りを果たしました。ティボーの特に思い入れが深いプルミエ・クリュ「レ・サンジョルジュ」自身で初めて作ったワインもこの地のものだといいます。1930年代にブルゴーニュのグラン・クリュ制定の協議が行われ、そのとき一級格付けに留まった歴史的背景があるが、ティボーが造る「レ・サンジョルジュ」の実力は並みのグラン・クリュをはるかに凌ぎます。まさに今、ティボーは「レ・サンジョルジュ」特級への昇格運動を歩み出し、資料収集の真っ只中だといいます。

 

ティボーが造るワインは、ナチュラルでエレガント。透明感があり、繊細でピュア。そんな印象のワイン。
ピノ・ノワールにこだわりがあるかと思ったが、「ニュイ・サンジョルジュに植わっている葡萄がたまたまピノ・ノワールだった」というティボーの言葉には驚かされ、あくまで「ニュイ・サンジョルジュの地」に誇りを持ち、テロワールの表現に力を注ぎ、ワイン造りに励む熱い思いを感じました。
ティボーが造る「レ・サンジョルジュ」を始めとした数々のワインを、もっと沢山の人に知ってもらいたい、と思ったのは私だけではないことでしょう。
「レ・サンジョルジュ」に関しては是非、グラン・クリュに昇格する前に、一度試してみてはいかがでしょうか。

 

コンラッド東京ではこのように生産者を招いたメーカーズディナーを月に数回開催しております。
生産者との距離が近く、毎回ご好評を頂いているこのディナー。
席が埋まってしまう前に、皆さまのご予約をソムリエチーム一同楽しみにお待ちしております。

 

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ソムリエ
富満 勇希

29 Oct, 2018

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