日頃からの皆さまの温かいご声援のおかげで、先日、『Wines of Portugal Japanese Sommelier of the Year 2017』にて優勝することができました!コンクール以降、会うチームメンバーがお祝いの言葉をかけてくれて、その後必ず「(副賞の)4,000ユーロどうするの!?」と聞いてくるのがお決まりパターンになっていて、思わず吹き出してしまいます。
ポルトガルワインコンクールやポルトガル研修についてはまた別の機会で書かせていただくとして、今日は去る7月14日に開催したシャンパーニュ「アンリオ」のメーカーズディナーについて書きたいと思います。今回は、シャンパーニュ「アンリオ」の最高醸造責任者 ローラン・フレネ氏をお迎えし、日本料理「風花」にてコラボレーションディナーを開催しました。
アンリオと言えば、「エレガンス」の代名詞のようなシャンパーニュメゾンです。当日までに田村料理長にシャンパーニュのイメージを伝え、そのイメージに合った料理を造ってもらいました。(田村はプライベートで「Cuvee des Enchanteleurs 1998」を飲んでいるのでイメージしやすかったかもしれません(*^_^*)
「Henriot Brut Souverain」はスタンダードキュヴェでありながらボトル内で3年~4年熟成をしているので非常にきめの細かい泡立ちがあります。味わいもグレープフルーツ、オレンジの花、スモーキーな印象など沢山の要素があり、柑橘〆した伊佐木の手毬寿司や燻製のアオリイカなど、色々な種類の様々な味わいの要素を持った前八寸と合わせて皆さまにはお召し上がりいただきました。アンリオのシャルドネは繊細さ、エレガンスさをもたらす「シュイィ」、果実味をもたらす「アヴィーズ」などの特級畑のものと、白桃や洋梨などの白系フルーツの印象をもたらす「トレパイユ」や「ヴェルテュ」の一級畑のものとを使用し、複雑な層を成すような味わいを造り出しています。
「Blanc de Blancs」や「Brut Millesime」は特級畑と一級畑のブドウを組み合わせて造られていますが、「Cuvee des Enchanteleurs」は特級畑のブドウのみを使用し、ボトルの中で12年以上熟成してからリリースされます。同イベントのために、販売元のファインズさんが2000年の「Brut Millesime」のマグナムをサプライズシャンパーニュを用意してくださったので、お肉料理の時に「Cuvee des Enchanteleurs 2000」との飲み比べをしていただきました。「肉料理でシャンパーニュを合わせる時はロゼシャンパーニュくらいしか合わせられないと思っていたけど、今日の2000年の飲み比べと和牛の鍬焼はお互いを高め合えるようなペアリングでとても良かった」というとても嬉しいお言葉をお客様より頂戴しました(*^_^*)
そしてロゼ ブリュットには特別なデザートを用意しました。ブルゴーニュグラスにクランベリーをはじめ、ラズベリー、ブルーベリー、ブラックベリーなどでつくったソルベに、フレッシュなさくらんぼやブルーベリーをあしらった、デザートで、そのまま召し上がるも良し!「ロゼ ブリュット」を加えてオリジナル シャンパン パンチをつくるも良し!という、様々な味わいが広がるもので、味わいだけでなく、目にも涼やかなデザートでした。
お食事中は、「それぞれのキュヴェのドサージュ量」や「シャンパーニュ地方に於いての日本食の認識」「マグナムボトルと通常サイズのボトル熟成の違い」「アンリオでは甘口を造っているのか?」など沢山の質問が飛び交い、和気あいあいとしたメーカーズディナーとなりました。
毎日暑くて、やる気スイッチが入りませんが、そんな暑さを吹き飛ばす!やる気スイッチが入る、アンリオをグラスシャンパーニュでお楽しみいただけるのも今の季節だけです!皆さま、是非コンラッド東京にお立ち寄りいただき、アンリオを楽しんでやる気スイッチを入れてお帰りくださいね!!!
非公認ゆるキャラ 森本 美雪
18 Jul, 2017