3日目はいくつもの入江とビーチ、原生林が連なる、マールボロ・サウンドという地でクルージング予定のはずが悪天候のため急遽予定変更に…
代わりにクラウディー・ベイのご厚意によりワイナリーの醸造所を見学させていただきました。
ソーヴィニヨン・ブラン、ピノ・ノワール、ペロリュスのエリアを見学。ソーヴィニヨン・ブランのエリアでは、醸造中のソーヴィニヨン・ブランが香り、ソーヴィニヨン・ブラン好きの私にとってはとても幸せな空間でした。クラウディー・ベイでは以下の写真にあるように様々な形や素材のタンクや樽を使ってより良いワインを模索しているそうです。
ピノ・ノワールのエリアではウイヤージュの行程を見学。ウイヤージュとは樽熟成中に同じワインを足すことをいいます。ワインを樽に入れて熟成させていると、ワインが蒸発して量が減ってしまいます。ワインが減ったままにしておくと、空気と触れる面積が増え、必要以上に酸化が進んでしまうため、それを防ぐために行います。
ぺロリュスのエリアではルミアージュの機械を見学。ルミアージュは瓶内二次発酵で生じた澱(おり)をボトルの口元に集める行程で、大型の機械にボトルをのせて行なっているそうです。想像以上に大きくて驚きました。
クラウディー・ベイ・ワイナリーの方々には2日間お世話になりましたが、このツアーでなければ触れることができない本当に素晴らしい経験ができ、また、クラウディー・ベイ・ワインがより身近に感じる貴重な体験となりました。
バー&ラウンジ「トゥエンティエイト」
飯沼 薫子
10 Aug, 2022