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クラウディー・ベイ・ワイナリー体験記~第1弾~

クラウディー・ベイ・ワイナリー体験記~第1弾~

富滿よりバトンタッチされました、バー&ラウンジ「トゥエンティエイト」の飯沼薫子です。2回にわたってクラウディー・ベイ・ワイナリーでの素敵な体験をお伝えできればと思います。

 

クラウディー・ベイは1985年創業のワイナリーで、マールボロ地方に初めて作られた5つのワイナリーのうちの一つです。ワイナリーの周囲は山で囲まれており、その山並みがボトルのエチケットに描かれています。マールボロは日照時間が非常に長く、ぶどうを育てるには最適な環境です。また、川によって山から運ばれた石が畑に転がっており、ブドウ栽培に適した土壌を作っています。現在、クラウディー・ベイではハイクオリティーなワインを造るため、ソーヴィニヨン・ブラン、シャルドネ、ピノ・ノワールに品種を絞っており、3品種の栽培に集中することによって不必要な設備をなくし、環境問題にも配慮しています。アメリカでは山火事など深刻な環境問題が起きていますが、マールボロでは気温の上昇によりブドウが熟す時間が長くなっている点で利点になっているそうです。

 

さて、前置きが長くなりましたが、到着2日目より本格的なワイナリー見学が始まりました。まず、クラウディー・ベイ・ワイナリーのThe Shackから1日がスタートしました。The Shackはクラウディー・ベイの創業者が住んでいた古屋の跡地に建てられたモダンな建物で、宿泊もできるようになっています。このThe Shackからヘリコプターに乗りマールボロの雄大な大地を観察。

 

The Shack

 

マールボロ地域に広がるぶどう畑を目下に人生初のヘリコプターツアーを楽しみました。途中ワイナリーの名前にもなったクラウディー・ベイも空から観察。このクラウディーは“曇った”と言う意味に思われがちですが、クラウディー湾が“濁っている”というところから由来しているそうです。実際は濁っているというよりは、ターコイズブルーの綺麗な湾でした。ヘリコプターによるマールボロ周遊の後はワイナリーへ戻り、クラウディー・ベイ、テクニカル・ディレクターのジム・ホワイト氏とテイスティング開始です。

 

マールボロに広がる一面のブドウ畑

 

クラウディー・ベイ

 

白ワインは左からソーヴィニヨン・ブランの2021年、2016年、2010年、2022年、テココの2019年をテイスティング。2022年は樽から出したばかりでフィルターをかけていないので、白濁しています。そんな貴重なワインまでもテイスティングできたのは現地ならではの体験でした。

 

 

赤は左から3つのクラウディー・ベイ ピノ・ノワール2020年、2015年、2019年とコンペティターのピノ・ノワール2種を比較テイスティング。

クラウディー・ベイ、テクニカル・ディレクターのジム・ホワイト氏

 

クラウディー・ベイとしては、バランスがあり、コンセントレーションされた、長期熟成ができるようなワインを造ることが目標だそうで、ソーヴィニヨン・ブランやピノ・ノワールにおいても、個人的にオールド・ヴィンテージが好みでした。

 

その後は畑めぐりへ。南半球のニュージーランドは冬に差し掛かっているため、残念ながらブドウの実がなっているところは見ることはできませんでしたが、ブドウ畑が一面に広がる様子は圧巻でした。ブドウの代わりではありませんが、冬季限定の羊の放牧を見ることができました。冬の間、不要な草を羊は食べてくれるそうです。(夏に放牧してしまうとブドウを食べてしまうので、冬限定だそうです。)

 

ピノ・ノワールの畑

 

夜はThe Shackに戻ってクラウディー・ベイのワインとマールボロのシーフードを使ったお料理などのペアリングコースディナーをいただき、2日目は無事に終了です。

 

 

 

3日目に続く…

 

バー&ラウンジ「トゥエンティエイト」

飯沼 薫子

09 Aug, 2022

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