桜がやっと開花と思った矢先、思いがけない雨で儚くも今年の桜は散ってしまいましたね。それでも、今年はペリエ・ジュエのブラゾン・ロゼで優雅に夜桜を楽しませて頂きました。皆様はどのようなワインでお花見を満喫したのでしょうか?
さて、アントニー・ドゥヴィール氏によるペリエ・ジュエ アンバサダーも第2弾となり、3月7日は風花 鉄板焼きでの開催となりました。
ホームページに載せる前に、すでに満席となった鉄板焼きでのペリエ・ジュエ アンバサダー ディナーは限定9名様での開催でしたが思わぬハプニングが起こる、異例の会となりました。
料理はもちろん風花 鉄板焼きの貴公子・神子シェフのオリジナルメニュー。この日のために稲葉料理長、絵幡支配人、そしてソムリエチームを交えて綿密な試作を行い、参加者の皆様をお迎えしました。
今回のとっておきは何と言っても、日本では飲むことの出来ないベル・エポック ロゼ・マグナム 2005年の存在。ひたすら異彩を放つ美しいボトルから注がれる液体に、皆はただただうっとり。ロゼは通常、食事の後半に供出されることが多いですが、今回はあえて中盤での登場となりました。というのも桜鯛の試食を行った際に、「これは是非ともロゼと!」と全員の意見が一致したこと、そして後には伝説的なヴィンテージ 1996年が控えていると言うことで早めの真打登場となりました。
しかしながら、この’ロゼ先出しマリアージュ’が幸か不幸か予期せぬ展開を生んでしまったのです・・・。
というのは、注いでも、注いでも、皆様の飲むスピードが一向に衰えることがなく、気が付けばロゼの後にサーブしたベル・エポック・マグナム1996年も、メインの黒毛和牛を待たずして早々と無くなってしまったのです。これにはアンバサダーもビックリでしたが、すかさず出た言葉が「もう一本開けましょう!」という、有難きお言葉!!
今回、ご参加の方々はディナーの内容にご満悦だったのは言うまでもありません。お忙しい中、お越し下さった皆様には心からお礼申し上げます。
ヘッドソムリエ
森 覚
10 Apr, 2014