東京は毎日のように猛暑日が続いておりますが、そんな暑い日にもっと暑い山梨に行って来たエグゼクティヴ ソムリエの森です。
山梨というと甲府や勝沼など全国有数の「暑い場所」というイメージがあるかと思いますが、今回、私が訪れた明野は周囲を山々に囲まれた標高の高い地域で、時折吹いてくる風が何とも心地良い、気持ちの良い場所でした。
そんな明野を訪れた理由が写真の三澤茂計氏、三澤彩奈さんのお二人。
今回はミサワワイナリー初となるバーティカル・テイスティングを行うということで、貴重な会にご招待いただきました。
垣根仕立ての甲州で造られたキュヴェ三澤・明野甲州から始まり、著名なワイン雑誌でプラチナを受賞したスパークリングワイン、さらにキュヴェ三澤白、キュヴェ三澤赤、キュヴェ三澤リッジシステムと、日本ワインファン垂涎のアイテムが続き、さらにはワイナリーで仕込み途中の樽に入ったワインを試飲するバレル・テイスティングまで。中には限定発売やプライベート・リザーヴのような未販売のワインまであり、父娘の想いがこもった素晴らしいワインの数々に、ただただ圧倒されっぱなしの数時間でした。
また、ランチでいただいた山梨名物の「おざら」はお母様のお手製で、地元の食材をふんだんに使った愛情たっぷりの食事に心もお腹も大満足。ホスピタリティー溢れるおもてなしに家族の愛を感じる、そんなひとときでした。
我々ソムリエの仕事は、このような素晴らしい生産者の熱い想いやたゆまぬ努力を肌で感じ、それらを目の前のお客様に伝えること。
そして、そのワインをさらに美味しく召し上がっていただくために尽力することなのだと、改めて考えさせられました。
コンラッド東京でも三澤親子の造るワインをお楽しみいただけますので、ぜひとも私の山梨トークとともにお楽しみいただければと思います。
エグゼクティヴ ソムリエ
森 覚
18 Jul, 2018