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鮨屋のワイン紀行 番外編

鮨屋のワイン紀行 番外編

皆様、令和2年、明けましておめでとうございます。

3ヶ月も経ち、お忘れでしょうが、フランス・イタリア編の番外編をやります。

 

昨今、ビオディナミというワイン用語をよく耳にします。
ビオディナミとは無農薬有機栽培に加え地球と天体の動きが自然環境に与える作用をも考えに取り込んだ農法です。
今回2軒のワイナリーさんのビオディナミ法を紹介します。

 
「シャブリ ウィリアム・ファーブル」

牛の糞を土に混ぜ込み(1haあたり100g程度の少量の糞)発酵させ、それを専用の機械で水に溶かしこみ、その液体をトラックで散布。

これを春先と収穫後、数日間かけてブドウ畑に散布するそうです。

 

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他にも害虫駆除のためのアヒルやヤギの飼育しております。

 

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自然受粉させるための養蜂も行っております。

 

「トスカーナ ランポッラ」
こちらも散布するための水ですが、地中、大気中の酸素・エネルギーを水に取り入れるため、専用の循環機(石桶)に大量の水を流し込み、その流れがエネルギーを取り込んでいるそうです。

 

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ここ以外の伺ったワイナリーも、テロワールを最大限に生かし最上のワインを作り上げようとする熱意、非常によく伝わってきました。

 

「コート・ド・ニュイ ルネ・ブーヴィエ」

フランス、ブルゴーニュ グラン・クリュが広がる県道974号線の西側が畑に名のついた良いテロワール(ここではジュブレ村)、その対面にある東側の畑は格が下とされてます。しかし、ジュブレ村においては昔、ここに谷(コンブ)が存在しており、そこの崖が、雨風の影響で崩れ、流れ落ちこんで、その砂利、石が表土を覆っているので、平地になった現在でも東側の畑は水はけが良く、濃度の高いブドウを収穫することができるそうです。
結果、グラン・クリュに負けず劣らず良いワインが出来上がります!

 

他、2016年にフランスを襲った霜害の対策、ブルゴーニュワインの価値が上がり続ける理由等、まだまだ話足りませんが、今回はこれにて御免!

 

本年もコンラッド東京ならびに日本料理「風花」をよろしくお願いいたします!

 

風花 寿司職人

坂元 大二郎

29 Jan, 2020

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