5月31日、栃木県さくら市にある「仙禽」の十一代目蔵元、薄井一樹氏をお迎えして、モダンフレンチ「コラージュ」にてメーカーズ・ディナーを開催しました。
近年、日本酒とフレンチのペアリングが注目されていますが、私個人的に仙禽さんの日本酒と洋食とのコンビネーションはベスト5に入るほど好きな組み合わせなので、今回初めてこのようなイベントを開催することができて、とても光栄でした。
乾杯にご用意したのは「うらら」というお酒。これは栃木県さくら市産の山田錦を17%まで磨いた純米大吟醸タイプです。
超高精米にも関わらず、旨味のある味わいは圧巻です。
今回は全6アイテムをご用意させていただきましたが、料理とのペアリングを楽しむだけでなく、
それぞれを比較できる内容となっています。
米違いや酵母違いというように、同じ米だけど酵母と精米歩合が違うとこんなにも表情が変わってしまう。日本酒というのは、こんなにも複雑なお酒であるという薄井様の丁寧な説明はご参加くださったお客様も大変喜んでいらっしゃいました。
全体的に酸度のしっかりとした仙禽さんのお酒は、飲み飽きしないのが特徴で、食後酒には、4年間瓶内熟成をしたのち、バーボン樽で貯蔵したというド変態な(笑)ものを!
料理とのペアリングだけでなく、テクニカルな講義もあり、ご参加くださったお客様は大変勉強になったのではないでしょうか。
今後もコンラッド東京では、ワイン・日本酒のイベントを多数開催してまいります。
スクールでは学べない生産者の生の声を聴くことで、最高の体験を皆様にお届けします。
今月は21日にケンゾー エステイト ワイナリーの辻本憲三氏をお迎えして、メーカーズ・ディナーを開催します。
皆様とお会いするのを楽しみしております。
ヘッドソムリエ
北原 康行
12 Jun, 2017