ポメリー ブリュット シャンパーニュ誕生150周年アニバーサリーディナー

うららかな春の日差しが心地よい季節となりましたが、皆様いかがお過ごしでしょうか。

 

先日、中国料理「チャイナブルー」にて、ポメリーによる史上初のブリュット シャンパーニュ誕生150周年を記念した特別ディナーを開催しました。セラーマスターのクレマン・ピエルロ氏が150周年を記念してマダム・ポメリーへのオマージュを捧げて造った「Cuvée 150」の乾杯からはじまり、料理長アルバート・ツェによる至極の料理とCuvée Louiseを揃えた豪華なラインナップを贅沢にお楽しみいただきました。

 

 

ポメリーは1836年にフランスのシャンパーニュ地方に誕生した歴史あるメゾンです。当時のシャンパーニュは甘口が主流でしたが、1874年に世界で初めてブリュット（辛口）のシャンパーニュをリリースしたのがポメリーでした。そして、2024年はシャンパーニュ ブリュットが誕生して150周年というアニバーサリーイヤーとなります。今回は特別なキュヴェのお披露目も兼ねておりマダム・ヴランケン氏をお迎えしての貴重な会をここコンラッド東京で開催できることが嬉しくてたまらなかったのを覚えています。

 

お集まりいただいた方から順番にアペリティフとしてN.V. Pommery Brut Royalをご用意。会がスタートする前から贅沢なひとときとなり、乾杯は今か今かとの声が会場に溢れておりました。そして、会場の温度が上がったところで今回の特別キュヴェ「N.V. Pommery Cuvée 150 Blanc de Blancs」で乾杯し、スタート。ボトルデザインはオレンジのヴェールに包まれ開くと輝くようなゴールドの色調にポメリーブルーのエチケットが目を惹きます。

 

 

150周年を記念した、特別な「Cuvée 150」は6年の熟成を経ており、ひとたびグラスに注ぐと、果樹の花や熟した柑橘系フルーツの印象とトーストしたブリオッシュ、スパイスの複雑なアロマが調和し、テクスチャーは繊細な泡立ちでありながら力強く、アフターにかけて柑橘系フルーツの心地よい苦味やハチミツの様なニュアンスを感じさせる複雑さと、バランスを兼ね備えた味わいでした。

 

 

ここで、当日のアイテムをご紹介します。左側2番目より、
N.V. Pommery Cuvée 150 Blanc de Blancs
N.V. Pommery Apanage Blanc de Noirs
2006 Pommery Cuvée Louise Nature
2004 Pommery Cuvée Louise Magnum
2004 Pommery Cuvée Louise Rosé

 

Cuvée Louiseを比較することができる贅沢なラインナップで、特に2004 Pommery Cuvée Louiseはマグナムボトルという特別感。このマグナムの印象は、白い花やりんご、洋梨の熟したアロマやローストしたナッツやクリームを思わせる香りがリッチで、口に含むときめ細かな泡立ちとまろやかな黄色いフルーツのニュアンスや滑らかな酸味にエレガントさが感じられ、クリームやトーストを思わせるコクが複雑さをもたらしてくれます。

 

余韻も長く、まだまだ熟成の可能性を秘めた味わいでした。私もこれだけのラインナップを試飲できたのは初めてでした。ひとつひとつマダム・ヴランケン氏の説明を聞きながら会は進んでいきました。私もサービスをしながら耳を大きくしており、できれば手を止めてゆっくり聞きたかったことはここだけの秘密です。

 

 

チャイナブルーの店内にはブルーを基調とした装飾があり、またご来店いただいた皆さまもブルーのドレスや衣装に身を包まれている方も多く、店内はポメリーブルーに彩られ一体感に包まれておりました。

 

 

ご来店頂いた皆様、改めてご参加いただきありがとうございました。今回、残念ながら参加が叶わなかった皆様もコンラッド東京では4月よりN.V. Pommery Brut Royalを始めとする3アイテムをBy the glassにてご用意しております。また、今回のラインナップや2005 Pommery Cuvée Louiseもボトルにてオンリストさせていただいております。

 

そして、4月より限定発売のN.V. Pommery Cuvée 150 Blanc de Blancsもご用意しておりますので、ぜひ、お楽しみいただければと思います。皆様にお会いできることを心待ちにしております。

 

ソムリエ
波田野

17 Apr, 2024