今年も残り2ヶ月、平成最後の冬が間も無くやってまいります。
「平成最後」というフレーズをよく聞きますが、私、増川は先日、海外研修に行ってまいりました。
そう、平成最後の海外です!笑
今回、インポーターのFwinesさんにフランス・イタリア研修旅行に連れて行っていただきました。
旅の始まりは機内にて森氏の動画を見るところから。
フランスに到着したのは夕方17時、日暮れ間近の時間帯ですが、まず思ったのが「あれ、暑い」。
10月中頃を過ぎると夕方からぐっと冷えるイメージでしたが、この日もこの後も昼も夜も寒くなく、どこを訪ねても暖かいくらいの気候でした。
そして、バスに揺られ3時間シャンパーニュ地方に向かいます。
シャンパーニュ地方の大きな街といえば、エペルネとランス。
今回はランスにある「アンリオ」を訪ねました。
ランスの中心地からほど近いこのシャンパーニュメゾンは18世紀から家族経営で続く由緒あるメゾンです。
コンラッド東京でも過去にグラスシャンパーニュでご提供してまいりました。
アンリオの特徴を一言でいえば「深い味わい」です。
スタンダードクラスでも7割をグランクリュ、プルミエクリュの葡萄を使い、更に3年以上の瓶内熟成を施します。
長い熟成をしたシャンパーニュは繊細な泡立ち、複雑な香り、柔らかい味わい、長い余韻が与えられます。
まさに気品ある味わいのシャンパーニュです。
特に私が気に入ったのはロゼシャンパーニュ。
アンリオの気品ある味わいにベリーやスパイスの香りが優しくプラスされ、程よく辛口のシャンパーニュは食前酒にも食中酒にもぴったりな味わいでした。
またティスティング後にはランスの街地下に広がるカーヴにもご案内いただきました。
石灰質の土壌で成り立つこの地層は程よい湿度と年間通しても変わらない気温がワインにとってとても良い環境を作り出しています。
シャンパーニュ地方を旅行した際に見れる機会があればぜひ行っていただきたいです。
そこでも素敵なシャンパーニュをティスティング、いや、もはや普通に飲みアンリオのシャンパーニュを学び堪能した私たちは、再びバスに乗って、次はブルゴーニュに向かいます。
最後の写真はランスの夜明け。ノートルダム大聖堂のシルエットがいい雰囲気でした。
次回のブログ更新もお楽しみください!
ソムリエ 増川
19 Nov, 2018