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ニュージーランド「クラウディー ベイ」レポート New Zealand CLOUDY BAY Report

ニュージーランド「クラウディー ベイ」レポート New Zealand CLOUDY BAY Report

皆様、初めまして!

バー&ラウンジ「トゥエンティエイト」の中村と申します。

 

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11月13日から18日まで、ニュージーランドのワイナリー、「クラウディー ベイ(CLOUDY BAY)」へ研修に行って参りました。CLOUDY BAYといえば、1985年創業のニュージーランドを代表するワイナリーのひとつで、そのこだわりぬいたワイン造りへの情熱は国内のみならず、世界中からも注目されています。

 

日本と同じくらいの国土を有するニュージーランド、「人よりも羊の方が多い」・・・そんな話を聞いたことがあると思いますが、ワインに関しても例外ではなく、人が暮らす面積よりワイン造りにあてられている面積の方が圧倒的に多いようです。

 

そんな雄大な自然と共存するCLOUDY BAYは、大量生産よりも質の向上・安定に力を入れていて、セカンドレーベルという概念は一切なく、スタイルや製法の手間や違いで値段の差異はあるものの、どれもトップレーベルのワインだという理念があるそうです。

 

「一流の中の一流であるCLOUDY BAYで働くのが夢だった」と、違うワイナリーから転職してくるスタッフの方も多いとのことです。CLOUDY BAYにはトップレベルを走り続けるという信念を持った方が集まるんですね。

 

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肝心の研修内容ですが、ブドウ畑と醸造所を見学させて頂き、たくさんのお話を伺うことが出来ました。

 

日本と同じく四季があるニュージーランド。しかし、北半球の日本と南半球のニュージーランドでは季節が全くの逆なのです。日本では秋の11月はニュージーランドでは春です。ブドウの様子も違っていて、日本では大半のワイナリーが収穫を終えたころですが、ニュージーランドでは開花が終わり、実をつけはじめた頃でした。

 

「今、伝統をつくり歴史を描いている。」これは醸造責任者の方がおっしゃった、特に印象に残った言葉です。

ワイン造りだけでなく、国自体の歴史もまだ浅いニュージーランドでは、さまざまな工夫でワインを造っています。日の出前の冷たい空気でブドウがダメージを受けないように、ヘリコプターを出動させて何時間もかけてブドウ畑の空気を撹拌させたり、昼間の間に熱をたくわえる特別な石を畑に置いたりしています。畑が広大なため時には車に乗り、ブドウの様子を観察したりします。

そして地震が多いというのも日本と似た点ですが、2011年の2月に起きた地震以降、ニュージーランドのほとんどのワイナリーが耐震工事をし、醸造所や内部にある機械を強化したそうです。そのおかげで、11月13日の地震では、一部のワイナリーで被害が出たものの、ほとんどのワイナリーは次の日も通常通り業務を行ったとお聞きしました。

 

 

ワインづくりの現状を体感できた素晴らしい機会でした。CLOUDY BAYという一流のワイナリーで働く方々の情熱や信念を、お客様へはもちろん、チームメンバーにも伝えられればと考えています。ぜひコンラッド東京にお越しの際は、世界に誇るニュージーランドワイン「CLOUDY BAY」を私のトークとともにお楽しみください。

 

最後に、今回このような素晴らしい研修の機会を設けてくださいました関係者の皆様、この場をお借りして御礼申し上げます。本当にありがとうございました。

 

TWENTYEIGHT 中村

 

15 Dec, 2016

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