「ヴォーヌ・ロマネ」と言えば、ブルゴーニュを代表するグラン・クリュ(特級畑)がひしめくまさに珠玉のアペラシオン。
今回、そのヴォーヌ・ロマネ村に19世紀に設立され、家族経営を貫き通す「ドメーヌ・ミシェル・ノエラ」からソフィー・ノエラ氏を迎えモダンフレンチ「コラージュ」とのコラボレーションディナーが開催されました。
今回のテーマは「鴨・鳩・雉×ヴォーヌ・ロマネ」
乾杯に提供する最初のワインから最後のワインまで全てヴォーヌ・ロマネの赤ワイン、そして料理はこの時期に旬を迎えるジビエのみというまさにワインと料理のペアリングを追求した一夜限りの特別なディナー。
今回提供したワインは5種類。
「Vosne Romanée 2017」を皮切りに「美しい山」という意味を持ち北側はグラン・クリュ・エシェゾーに隣接する「1er Cru Les Beaux Monts 2014」そして今回のメインでもある、36haの広大な面積から素晴らしいワインを産出するグラン・クリュ「Echezeaux Grand Cru 2017」最後は同ヴィンテージ、区画違いの比較を楽しんで頂きたいと、ヴォーヌ・ロマネ最大のプルミエ・クリュ(1級畑)で北をエシェゾー、南をロマネ・サンヴィヴァンという両グラン・クリュに挟まれた「1er Cru Ler Suchots 2016」と「1er Cru Les Beaux Monts 2016」。
ヴォーヌ・ロマネ村はどうしてもグラン・クリュばかりが脚光を浴び、その影に隠れてプルミエ・クリュ(1級畑)が点在し、本質までは知られていないように思います。
しかし、決してグラン・クリュ(特級畑)に引けを取らないそのポテンシャル、区画ごとの個性や特徴も含め、こういったワインをもっともっと沢山の方に知っていただきたいと改めて思いました。
ディナーが始まる前にワインを全て抜栓し、入念に1本1本ワインの状態を確認し、提供の順番や、提供温度の最終確認をソムリエ・チームで行い、当日の進行や、料理を出すタイミングなど、入念にコラージュ・チームと打ち合わせをして本番に挑みます。
料理に関しては、ソムリエと料理長・松永が双方の意見を出し合いながら、この日の為に、時間をかけ考案された2度とないメニュー構成。
今回のディナーを開催するにあたり、メニューがジビエだけという点で、少し重たいのではないか、魚を組み込んだ方がいいのではないかと、懸念もありました。
しかし、お客様からは「全然重くなく、とても美味しく食べられました!」「また違ったジビエの料理を食べてみたい!」など、嬉しい反響をいただきました。
今回参加してくださった皆様、本当にありがとうございます。
今回惜しくも参加を逃してしまった皆様もご安心ください!
年内残す所あと僅かですが、コンラッド東京ではまだまだワイン・イベントを計画中です。
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今後もソムリエ・チーム一同、お客様に楽しんでいただけるワイン・ディナーを企画してまいります。
皆様からの沢山のご予約をお待ちしております!
ソムリエ
富滿 勇希
07 Nov, 2019