コンラッド東京では、10月中旬より様々なシャンパーニュイベントが開催されております。
今回は第1弾!「ローラン・ペリエ」ディナーの模様をお伝えします。
10月12日、フランス シャンパーニュ地方トゥール・シュル・マルヌ村より、ローラン・ペリエ社の経営陣のお一人、アレクサンドラ ペレイル ドゥ ノナンクール女史をお迎えし、一夜限りのスペシャルディナーを開催しました。
実は、今年の7月にローラン・ペリエ社に訪問する機会をいただき、その際に感じたローラン・ペリエのフィロソフィーを皆様にもご体感いただきたく、今回のイベントを開催した次第です。
家族経営を貫くローラン・ペリエのシャンパンに対する情熱は「造り」だけではなく、今回のイベントに関しましても熱い情熱を感じました。
事前にテーブルプランやディスプレイ、お料理の詳細など、念密にお話をさせていただきました。流石は貴族!少しの油断も許しません!!細かい配置やスペルチェック等、ホテルマンとしてソムリエとしても身の引きしまる思いで宴はスタートしました。
ローラン・ペリエ キュヴェ ロゼをアペリティフに(とっても贅沢!!)、私もフランスでたくさん飲んできたウルトラ ブリュット(こちらはドサージュ0ですからキレもよくのど越しがいい!)、LPブリュットはマグナムボトル!、そしてブレンドの傑作グランシエクル、ラストを飾るのは今夜のメインアイテム、「アレクサンドラ ロゼ2004」です。
皆様、このアレクサンドラ ロゼというシャンパーニュをお飲みになったことはありますか?そしてこのシャンパーニュの誕生秘話をご存知でしょうか?
ベルナール ドゥ ノナンクール氏(アレクサンドラ女史のお父様)が、長女アレクサンドラ女史の結婚式の際にサプライズでこのプレステージ ロゼ シャンパン 1982を発表をしました。フランスでは新婦の父が結婚式で、なが~いスピーチをするのがお決まりのようですが、ベルナール氏はなかなか話し始めずどうしたのかなと思いきや、いきなりこのアレクサンドラ ロゼを無言で手渡したそうです。
そう、娘の名前をそのままプレステージシャンパンにしてお披露目をされたのです。
このエピソードを嬉しそうにお話しされていたアレクサンドラ女史は、父からの熱い思いを今でも大切にし、その情熱を受け継がれていると思うと私も心が熱くなりました。ご参加くださった皆様も大変感動し、この貴重なアレクサンドラ ロゼの余韻に浸りっぱなしでした。
当日はフランスでお世話になったギョーム氏とも再会でき、忘れられない一夜となりました。
ご協力いただいたサントリー株式会社の皆様には大変お世話になりました。
この場を借りて改めてお礼申し上げます。本当にありがとうございました。
また、当日ご参加くださいましたゲストの皆様もありがとうございました。
今後もワイン・日本酒のイベントを引き続き開催しますので、引き続きどうぞよろしくお願いいたします。
ヘッドソムリエ
北原 康行
28 Oct, 2016