去る11月27日(金)、中国料理「チャイナブルー」にて、ケンゾーエステイトのオーナー辻本憲三様ご夫妻をお招きし、特別ディナーを開催致しました。
当日はコンラッド東京の開業10周年、さらにケンゾーエステイトのファーストヴィンテージから10周年という節目の年ということもあり、「紫鈴」の2005年を筆頭に、素晴らしいラインナップで皆様をお迎え致しました。
恒例となったロゼワイン「結(ゆい)」での乾杯の後、まずは「あさつゆ 2013年」からスタート。この日の前菜は第3回「カルローズ料理」コンテストで最優秀賞に輝いた、点心師の高 楊シェフ考案の特別点心盛り合わせ。コンテストでも抜群の評価を得たこの点心は、もともと「あさつゆ2013年」との相性を考えて作られた一品。五味が揃った究極の相性に皆さん大満足でした。
続けて魚料理には、「あさつゆ2014年」のマグナムボトル。限定生産のこのワインはボトルがとても美しく、ラベルのエッチングは圧巻の一言。2014年からはソーヴィニヨン・ブランに加え、セミヨンをブレンドし、さらに美味しさがパワーアップした印象でした。
メインは何とも贅沢な「紫鈴2012年」と「紫鈴2005年」の飲み比べ。2005年は現存するだけでも数本のレアワイン。辻本様がプライベート用にキープしていたワインを少し分けて頂き、皆様とその素晴らしさを分かち合いました。
“カリフォルニアワインは熟成しない???いやいや、そんなことはございません!”と今にも言い出しそうな、得も言われぬ香りと味わい。2012年も素晴らしいワインでしたが、熟成することで更なる飛躍を見せた「紫鈴2005年」の余韻に浸りながら、本邦初公開の「夢久2014年」で忘れることの出来ない10周年の最後を締めくくりました。
ご参加頂きました皆様、本当に有難うございました。そして、次の10年もどうぞ宜しくお願い致します!
ヘッドソムリエ
森 覚
28 Dec, 2015