みなさん、こんにちは。
旅行系ホテルマンこと。中国料理「チャイナブルー」の山本です。
表題の「愛玉子」の読み方、お分かりになりますか?
チャイナブルーでもご提供させていただいているデザートのメニューです。
日本では「オーギョーチー」の名で聞いたことのある方もいらっしゃるかと思います。
最近では、台湾へ訪れる方も多くなり(私もその一人ですが)、ファミリーレストランにもあったりと、認知度は上がってきているような感じがいたします。
台湾では「アイユー」と呼ぶそうです。
チャイナブルーの愛玉子。台湾で食べたのと何か違う・・・。
と気づかれる方もいらっしゃいます。
その秘密をこのブログをお読みの方だけにお教えいたします。
さて、その『愛玉子』が一体どんなものなのか。
先月台湾へ訪れたので皆さまにもご紹介したいと思います!
今回の渡航で台湾はかれこれ10回目。
台北に友人がいるのもありまして、今回の愛玉子深掘りの旅。にご協力いただきました(笑)
まず「愛玉」とは
台湾発祥で、台湾北部の山などに自生しているいちじく科の植物で、台湾固有の植物で台湾でのみ自生している植物で、その種を使って作るのが愛玉子です。
名前の由来は、実を水の中で揉みだすと固まる性質を発見した人が愛娘の名「愛玉」にちなんでつけたものとされているそうです。
市場や乾物屋さんへ行くと販売されているのがこちらです。
愛玉の実を裏返し、乾燥させ、種だけをパッキングしたものも販売されています。
これをネットに入れ、水の中で揉んでいくと水が固まりゼリーのようになります。
味や色などはほとんどなく、これにそれぞれのお店オリジナルのシロップをかけて食べるのが愛玉子。というわけです。
レモンやライムの酸味を合わせたシロップが多いのですが、お店によって味が違います。
基本的にテイクアウト専門のお店が多いですが、屋台で提供していただけるお店もあります。
つるんとした喉越しに爽やかな甘みが暑い季節にはたまりません。
茶色に見えますがこれはシロップの色。ここのお店は少し甘め。
屋台のその場で食べると伝えると小ぶりのどんぶりで提供してもらえ、テイクアウトにすると今流行りのタピオカドリンクのようなカップで提供してもらえます。
愛玉子の部分だけをすくってみるとご覧の通りほぼ透明です。
もちろん植物性なので、ベジタリアンの方、グルテンフリーの方、宗教上、など様々な食事制限のある方の中でも多くの方にお召し上がりいただくことができるのも大きな魅力です。
チャイナブルーでも通年ご用意させていただいておりますが、作り方は少々オリジナルとは異なります。
愛玉粉という愛玉の粉末をお湯に溶かし、冷ましながら固めていいるのですが、ここでひと手間。
この段階でレモングラスを一緒に入れることにより、本来無味無臭に近いものですがレモングラスの香りで爽やかかつ華やかな香りをお楽しみいただけます。
これこそがチャイナブルーの愛玉子の秘密なのです。
自家製シロップも年間で梅シロップとゆずシロップの2種類を季節に合わせてご用意しております。
ぜひ、台湾で食べたことがある方はチャイナブルーの愛玉子との食べ比べをしてみてくださいね!
新たな愛玉子に出会えるはずです。
皆様のご来店、お待ちしております!
チャイナブルー 山本
16 Aug, 2019